第三章 より良くなる

私は家事をするときに総大会を聞いている。いつもはとばしている神権部会を、特に意味はないが流していた。神権者に向けられたメッセージではあったが、私にとって必要なことが多く語られていた。

一番印象に残ったのは、ネルソン大管長のお話『行いを改善し、より良くなれます』。タイトルからして一生成長期!が座右の銘の私にとって興味をひかれた。

「日々欠かさず悔い改めに取り組むことほど,霊を自由にし,気高くするもの,言い換えればわたしたち個人の進歩に不可欠なものはありません」

祈りや聖典を読むのと同じように、悔い改めよう。

「サタンの仕掛ける誘惑は,そのほとんどとはいかないまでも,多くが,自身や人の肉体を乱用させるものなのです。肉体を持たないが故に惨めなサタンは,わたしたちが肉体の故に惨めになるよう望んでいるのです」

これには全く納得させられた。わたしは天の御父から頂いた肉体を乱用してはいないだろうか?良いものを食べ、適当な休息をとり、神聖に保とう。

第二章 決意と計画

今日は職場の定休日で時間があるからと、ついにスマホをいじるだけで夕方になってしまった。

ネルソン大管長が数日前に「もう時間がありません」と言われたことを思い出した。なにか始めなければ。

そういえば、居眠りしている間におかしな夢を見た。母に「神殿結婚していれば昇栄できる」と言われて、わたしは号泣している。きっと、そんな簡単に昇栄できてしまうのが悔しかったのだ。もっと頑張れるのに、見くびられたようで。

でも実際、天の御父はわたしのことを愛してくださっていて、努力する限り成長のチャンスが与えられている。そしてこのことは、わたしの家族にも、友人にも、すべての一人ひとりに当てはまることである。わたしは居ても立ってもいられなくなり、今まで家族や友人にしてきた失礼な事柄を悔い改めた。そしてこれからは彼らのために祈り、仕えようと決意したのであった。

しかしそう簡単に行くものでもなく、わたしはその後生理痛に苛まれて多少八つ当たりをしてしまった。

そこで、ゲーリー・E・スティーブンソン長老のお話『神権の作戦ノート』に習って、神権者ではないけれども、「対戦相手に直面したときにどう対応するか分かるように,自分の行動計画と作戦ノートを作」ろうと思う。

わたしは弱い。少しのストレスでへこたれてしまう。気分の上下が激しい。こだわりが強すぎるところがある。すぐに人を評価してしまう。高慢になって大口を叩くことがある。素直になれない。

さて、もう日が変わってしまった。風呂に入って米をとがねば。行動計画は考えておこう。

第一章 今しかない

わたしハナベーは善い両親から生まれたので、父が学んだすべてのことの中から幾らかの教えを受けた。
わたしはこれまでの人生で多くの苦難に遭ったが、生まれてこのかた主の厚い恵みを受け、まことに神の慈しみと奥義を深く知った。

2007年10月総大会、ヘンリー・B・アイリング管長のお話『記憶にとどめ、覚えておきなさい』を読んだとき、わたしがこれまでに経験したことを書き記しておくべきだったと後悔した。

できる限り早く始めるとすれば今しかない。

今日から毎晩、一日の出来事をここに書き記す。